大熊町長選に渡辺利綱氏当選

大熊町長選に渡辺利綱氏当選

本日付の朝日新聞の報道から

●「雇用の場をつくる」
大熊町長選で再選された現職の渡辺利綱氏(64)は、放射性物質に汚染された町の除染を最優先の課題に挙げ、「全町を対象に除染をし、専門家や住民の意見を聞き、復興のロードマップをつくる」と述べた。
渡辺氏はまた「住民は、先が見えない不安を持っている。先が見えるような取り組みをし、企業の誘致などで雇用の場をつくっていく」と雇用対策を重視する考えを語った。

え、全町除染!? 無理だよ、そりゃ。てんぷら公約で町長選に勝ったの?

選挙の状況は、有権者数8591人に対して、有効投票数5871人投票率68.34%。全町避難している中、地域住民だった方々の注目の高さを痛いほど感じる。
その地元の方には本当に申し訳ないのだが、余りに実現性が低い公約を掲げた候補に投票する人たちが多い状況に、目が点になってしまった。

政府も東京電力もマスコミも、美しいことだけを発表しているので、地元の方々もこんな公約を信じ、あるいは信じていなくても投票してしまったのではないか。

大熊町役場の会津若松出張所が更新する大熊町ブログによると、原発20㎞内の空間線量は以下のとおり依然高い状態を示している。
未だに放射線を出し続けている福島第2原発のすぐそばで、莫大なコストをかけて除染し続けても結局その地で生活を営めるわけではなく、それよりも別の地に定住するための資金に充てるこを優先するべきではないのか。少なくとも、国税は現地の除染に投入してほしくない。

私は、こんないい加減な公約を掲げて選挙に出る町長候補を軽蔑するし、その公約を信じて(あるいは信じたふりをして)その人に投票する現地の方々への失望も禁じきれない。
現地の方々、仮に除染しても住めないのですよ、そこには。

原発20km圏内の空間線量率測定結果

住所 測定位置 空間線量率
11/1 11/8 11/15
夫沢 西北西約2.5km 18.3 18.4 18.3
野上 西約14km 3.5 3.4 3.3
野上 西約11km 3.2 3.1 3.2
夫沢 西約2.5km 54.2 54.6 49.6
夫沢 西約2.5km 23.5 23.5 23.6
大川原 西南西約8km 3.0 3.1 3.2
野上 西南西約7km 12.6 12.7 12.5
下野上 西南西約5km 26.2 29.4 26.4
夫沢 西南西約3km 64.8 64.8 60.6
小入野 西南西約3.5km 7.7 9.3 8.9
熊川 南南西約4km 40.4 31.0 30.6
熊川 南約4km 16.0 16.1 16.6

(測定実施者:電力会社)
※ 比較対象として、当月以前のデータも掲載しています。

日記 , ,

コメントを残す